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一人一人の個人はそれぞれの自己実現のために生きていきます。
誰かのための人生ではなく、自分は何者なのか、何のために生まれてきたのか、何ができるのか、なにをしたら充実感を得られるのか、生涯をかけてそれぞれに自己の生きがいを捜し求めるものだと思います。
しかしながら、その答えを自分自身の中に求めることは、玉葱の皮を剥き続けるが如しです。
人の間に生まれ、自分一人では決して生きられない数年間の幼児期を経てのみ成長を許され、長じては他人という鏡を通してのみ自己の何者たるかを認識でき、老いては、他の人に見とられて生涯を終える人間は、
人の役に立つ（社会の、お客様の､役に立つ）ことで自己の存在価値を確認しうると思います。人の役に立つ（社会の、お客様の､役に立つ）程度に応じて、公正に社会から処遇されます。「したいことをやる」「嫌なものはしない」「できそうなことをやる」そうした時代の風潮の中で､人は自己の喪失感と生きることへの倦怠感にさいなまれています。
人の間に生まれ、人の間に生涯を終える社会的・集団的生命群として、この地球の無数の生命形態の中の一つの存在形態として、つかの間の生涯に生きがいを求めようと志す者は、生きる大義を求めるようになります。「人の役に立つ（社会の、お客様の､役に立つ）人間に成る」生涯をかけて、自分を生み出してくれたこの地球の生命群のためにそれぞれの可能性を開花させることを今日における大義と私は考えます。
そうした生きる価値を懸命に求めてやまない魂の開花の場としてこの職場を発展させていきます。その魂を共にするものは、この職場の中でさまざまな困難を良き機会として活かし、自らのチャレンジ精神を通じてそれぞれに自己実現を確認しうるでしょう。その魂を求めるものは、さまざまな困難を超えて、迎えられるでしょう。明るく、楽しく､元気よく､共にチャレンジし合う仲間を求めつづけています。

代表取締役・税理士　中村 健一郎

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