会計事務所ってどんなとこ
税理士事務所より会計事務所といった方が耳馴染みがあるかもしれません。会計事務所は法人企業や個人事業主の税金に関する相談、各種税務申告の代理業務、経理の代行といった税務や会計に関する実務的なサービスを基本業務としています。
税理士が行える税務申告代理や税務相談などの独占業務をはじめ、経理が確立されていない中小企業への会計の代行業務、経理体制構築のサポートや財務管理のアドバイスまで中小企業の財務、経理業務全般に関わる業務を取り扱っています。
会計事務所での仕事
入社から5年目までは、顧問先企業の決算と申告の補助が主な業務になります。
法人税法や消費税法などの税法に規定された内容で申告が行えるように、税理士の指導監督のもとその補助者として担当先とよばれる顧問企業の帳簿を整理する日々です。
このような日々の中で、実際の数字の動きやお金の流れ、経営構図による利益の違いなど教科書では学べない経験を通して中小企業の身近なパートナーとしての知識と能力を高めていきます。
また、この時期を利用して税理士試験にチャレンジしながら専門的な知識も身に着けていきます。
5年目を過ぎると「担当者」としてお客様から指名をいただいたり、新しいお客様を紹介していただけるようになります。そのような経験を通して、いろいろな業種業態の経営者との接点が多くなり、自分の得意分野が見えてきます。
同時に新入社員の教育係として、これまでの仕事の取組みを整理し伝えることで、自分自身の仕事が洗練されていく時期になります。
10年を過ぎると早い人で、税理士のパートナーとして業務を行う人や財務コンサルティングなどのコンサル業務により税務業務以外の契約により報酬を得る人がでてきます。
また社内では数名のチームメンバーをとりまとめ自らもリーダーとしての資質を高めていく時期になります。
その後、専門的知識により業務を行う人、顧問先企業の相談相手として経営者の支持を得る人、顧問先企業に出向し財務の立て直しを行う人、セミナー講師として講演会に飛び回る人、顧問先企業の社外取締役に就任する人などそれぞれの個性を活かして活躍していきます。
会計事務所で求められるスキルなど